保険。それは、起こる確率は少ないけれども、起こってしまったら今あるお金だけでは対応できない!ことに備えるものです。何も保険に入っていないけれども私は大丈夫?と思っているあなた、大丈夫、ちゃんと保険には入っているんですよ、社会保険という保険に。とはいえ、”あなたにはこんな保険が必要ですよ”と言われれば心が揺れてしまいせんか?
すすめられた保険に加入するのか、必要ないときっぱり断るのか、行動を選択するためには、その保険がどんな保険かを知っていないといけません。今回は、保険の相談でよく聞かれる3つの保険をピックアップして、それぞれどのような保険なかをお伝えしましょう。どのような保険か知っていれば、きっぱり断ることも、加入を検討することもできますからね。
3つの保険とは?
- 定期保険
- 養老保険
- 終身保険
この3つはすべて死亡保険です。あなたが亡くなったときに備えるものです。保険は保障金額が同じなら、保険料の安いものがコストパフォーマンスが高いので、コストパフォーマンスで考えてみましょう。
死亡保障が同じ金額なら、定期保険が一番保険料が安いですね。保険期間が5年や10年などと短めに設定されているためです。ただし、保険期間終了後に更新するときには、保険料はかなり高くなります。
養老保険と終身保険は、定期保険よりも保険料が高いですね。養老保険は保険期間が定期保険よりも長く、保険期間中に亡くなれば死亡保険金が、満期時には満期保険金が支払われます。終身保険は、保険期間が一生で、いつ亡くなっても死亡保険金が支払われます。満期はありませんが、解約返戻金といって、解約する時期によってお金が戻ります。
そうかあ、なら何に入ろうかな・・・と思ったあなた!ちょっと待った!
そもそも、死亡保険は、あなたが亡くなって生活に困る家族がいるときに加入するものですから、生活に困る家族がいない場合は加入する必要はないはずです。
でも、亡くなって生活に困る家族がいないにもかかわらず、加入しているが多いのです。それは、この保険たちが貯蓄にも使える、という面を持っているからです。掛け捨て、という言葉よりも、貯蓄、という言葉の方が、魅力的に感じるのですね。あなたもそうでしょうか?
でもでも、よく考えてください。保険プラス貯蓄の面があれば、当然その分保険料も高くなります。そして保険は起こる確率は少ないことに備えるものです。起こる確率が少ないことに備えるのなら、わざわざ高い保険料を払う必要はないのではありませんか?
え、でもでも、保険料の中には貯蓄分も含まれているんですよね?なら高くても仕方ないんじゃない?
では、あなたに聞きます。その貯蓄分、いつ、何のために使うものでしょうか?必要なときに、必要な金額がもらえますか?
例えば、満期時に満期保険金が出ることで貯蓄になるから、と言われる保険に加入したとします。満期になれば満期保険金は全額もらえます。でももし・・・そのお金が満期前に必要になったら?
保険は、起こる確率は少ないけれども、起こってしまったら今あるお金だけでは対応できないことに備えるものです。大事なことなので3回言いました。
あなたはすでに社会保険にも入っていることですし、もし保険に入るなら、最低限の保障で加入することをおすすめします。
そもそも・・・あなたに、死亡保障は必要でしょうか?