緊急事態宣言は解除されず、GW(ゴールデンウイーク)ならぬSHW(ステイホームウイーク)になりましたね。5月末まではしばらく外出にも気を使う日々が続きそうです。
ところで、私は整理整頓が好きです。収納、ファイリング、片付ける、まとめる、という言葉を雑誌の表紙で見つけようものなら、立ち読みできるなら立ち読みし、ページ数と雑誌の値段が折り合えば購入するくらいです。整理と整頓はよくセットで整理整頓と使いますが、整理と整頓はちがうということはご存じでしたか?
- 整理はいるものといらないものを分ける
- 整頓は、使いやすいように並べる
整理は片付け、整頓は、収納、ファイリングということになるでしょうか。
モノを片付けるときはまず整理、そして整頓の順番になります。例えば服の片付け。着ないものと着るものを分けてから着るものをどう収納するかを決める。ですが、家計の整理整頓は、同じような順番、整理→整頓はいかないのです。なぜだと思いますか?
整理、つまりいらないものといるものを分けるのは力が必要だからです。今まで自然に使ってきたお金を、これはいらない、これはいるもの、と分ける決断力と、その後もうそのお金は使わない、と継続する力が必要です。よし、家計の整理をしよう!と決めても、全部いるものに分かれてしまう。これはもう使わないぞ!と一度は決めてもなしくずしに使ってしまっている。ああ、今回も家計の見直し失敗。
いやいや今度こそ!そう思っているあなた。
家計の整理整頓を整理からではなく、整頓からまずしてみませんか?
整頓とは、使いやすいように並べる、ということです。では家計の整頓とは?生活費の金額をあなたがわかりやすいように並べます。食費、光熱費、通信費、保険料、家賃、税金。それぞれちがう方法で支払ってはいませんか?食費は現金で、光熱費と保険料、通信費は契約したときに設定したそれぞれの銀行口座で振替、家賃は支払日に振込、などバラバラな方法で支払っていると、生活費の金額を並べて書いてください、と言われてもすぐにできませんよね。家計の見直しの最初のステップは生活費の把握です。生活費をバラバラな方法で支払っていると、あちこちから金額をかきあつめるのに疲れてしまって、やっぱり見直し面倒、と思ってしまいます。
生活費の金額をあなたがわかりやすいように並べるとは?
ステップ1 支払方法を一つに決める
方法は3つ。
- 口座振替
- クレジットカード払い
- 現金払い
口座振替なら引き落とすとき金額が安くなるものもあります。クレジットカードならポイントが貯まるでしょう。すべて現金払いにすれば、手元の現金が減るので使った金額がすぐにわかりますね。支払方法を決めること、これがステップ1です。
ステップ2 今その払い方をしていない生活費の変更手続きをチェック
もしかしたら、変更できないものもあるかもしれません。そのときはもう一度方法を考えるか、もしくはその生活費だけはやむを得ないと考えて別の方法にしておいてもいいでしょうね。私の場合、生活費はほとんどクレジットカードで支払うことにしているのですが、唯一、フィットネスクラブの費用だけはクレジットカード払いができないということでした。仕方がないので、クレジットカードの引落口座で口座振替にしています。これなら、金額を整頓できてますものね。
※以前のコラムで家計管理をクレジットカードで一括管理しているということを書いています。
ステップ3 変更手続を実行!
すぐには変更できないと思いますので、1~2ヶ月は前のままの支払方法が続きます。
これで、家計の整頓はできます。使っている生活費を並べたら、次に整理、いるものといらないものを分けていきましょう。
家計の整理整頓は、整頓から整理、この順序のでとりかかりましょう。いきなり、整理にとりかかると挫折してしまうこともあります。服を整理するときには全部服を出して確認しますよね?それと同じように、まず使っているお金、費用を全部出して並べる=整頓、そしてその中からいるものといらないものを分ける=整理していきましょう。
家ごもりで時間のあるあなた、せっかくの機会です、ステップ1からステップ3まで一気にやってみませんか?