大丈夫ですよ、オッケーです!あなたはこの言葉を聞くと安心しますか?
家計管理についての相談を受けることがあります。以前は家計管理の方法を一から質問する人と家計管理はしているけれどもなぜか自分の目標とくいちがう、理由を知りたいという人に分かれていました。
最近は、こんな言葉をよく聞きます。
「家計管理はしているんです。私のやり方、これで合ってますよね?」
プロによるお墨付きがあればうれしいものですよね。大丈夫、あなたのやり方は完璧ですよ、問題ありません、と言ってあげたいところなのですが・・・。
私は、一つ質問をします。
「あなたは何のために家計管理をしていますか?」
こんな答えが返ってきます。
「何のためって、家計管理、しなくちゃいけないんですよね?」そして、「なんか全然うまくいかなくて。どうすればいいですか?どうやったらうまくいくんですか?」
例を出しましょう。例えば水泳です。
- オリンピックに出たいという人
- 楽しみながら泳ぎたいという人
- そしてカナヅチを克服したいという人
それぞれ目標が違えば、指導方法もちがいます。そして、いつまでにそうなりたいか?という目標がちがえば、指導方法も変わってくるでしょう。でも、水泳はしなくてはならないというわけではない。いやなら習わなくてもいいんです。実は家計管理もしなくてはならないというわけではないんです。いやならしなくてもいいんです。水泳の指導方法に正解がないように、家計管理の方法に正解はありません。ですが、あなたの目標によって、あなたの今の家計管理の方法が合っているか、合っていないか、はわかります。
- 貯蓄を1000万円貯めるため?それなら毎月貯蓄ができていればそのやり方は合っています。
- 家計の収支を知りたいため?それなら、収支がきちんと合っていればそのやり方は合っています。
- このやり方で家計管理をするのが楽しいから!それならそのやり方でバッチリでしょう!
あなたの家計管理の方法の元になっているお金に対する価値観は好きなだけお金を使ってもいい、というものではないはずです。好きなだけお金を使ってもいい、というのなら、そもそも家計管理ということには行きつきません。お金をきちんと管理したい、お金を上手に扱いたい、お金を大切にしたい、そういう思いがあるから、家計管理をしようという思いになるのですから。
家計管理の方法に正解はありません。ですが、あなたの思っているあなた自身のお金の一番大切な使い方にふさわしい方法はあります。あなたがお金を使うときに一番大切にすることは何ですか?
貯蓄ができること?それなら目標を立てて、貯蓄ができる管理をしましょう。貯蓄ができさえすれば支出の細かい内容は気にしない。
支出の細かい内容をきちんと管理して見える化したい?それならまず支出の内容によって管理しやすい方法にしましょう。光熱費はこの口座から引落、習い事の支払いはこの口座から引落、など口座別にするもよし、クレジットカードを使っているなら別々のカードにするもよし。方法は色々あります。
あなたがお金を使うときに一番大切にしていることが明確になれば、管理の方法も決まってきます。家計管理はしなくてはいけないのではありません。あなたがお金を使いやすいようにしていくための一つの方法なのです。 はい?どうしてもこの方法が合っているか気になる、毎年一回定期的に確認してほしい?家計の定期健診も承っております。お問い合わせくださいね!