ラグビーワールドカップが今年は日本で行われていますね。日本代表の活躍がめざましく、ニュースに取り上げられない日はありません。ラグビーに限らず、スポーツ全般のニュースはあまり熱心に見ない私でも、日本代表の活躍には手に汗にぎっています。
4年に一度といえば、オリンピック、サッカーのワールドカップ、うるう年、などがありますが、こういうたまに行われるイベントのときにはイベント関係の本が本屋に平積みされています。イベントの歴史や選手の特集など色々な本がある中で、今年はラグビーのルール本がよく売れているそうです。
確かに、野球やサッカーとちがって、ラグビーはどうなったら点が入るのか?どういうことをしたらエラーになるのか?どんなペナルティがあるのか?知らない人が多いんですね。1試合4トライを決めればボーナスポイントが入るというのは私もスポーツニュースで知ったくらいですから、知らない人も多いでしょう。
単に選手の活躍を見るならルールを知らずに観戦するだけでも面白いと思うのですが、なぜルール本を買ってまでルールを勉強してから応援したいと思うのでしょうか?
私の考えですが、これはプレーしている選手ときちんと向き合いたいからではないかと思います。得点して選手が喜ぶときに自分も一緒に喜びたい、得点に結びつくプレーをしているときには、選手とともに力をこめて観ていたい、そんな思いがあるのではないでしょうか。
スポーツにはルールがつきもので、違反をするとペナルティがあります。選手には相手国の選手と戦うとともに、ルールときちんとつき合うことも要求されます。でなくては、チームの不利になりますからね。
ラグビーのルール本を買う人に、一生懸命プレーしている選手を応援したい、そのために選手が向き合っているルールも知っておきたい、という真摯な思いを感じるとともに、ルールを知ってつきあうことを実践している人が多いことに少し安心しました。
安心した理由は、お金ともルールを知ってつきあうことが必要だからです。ラグビーを応援するときにルールを知ろうとするのなら、お金とつき合うときにもルールを知ろうとします、よね?
- お金ときちんとつき合う
- お金の行き先を決めてきちんと使う
お金とのつき合い方のルールです。あなたがお金とつきあうことは、あなた自身がフィールドに立っています。試合を応援している側ではなく、選手です。選手なら、ルールを知らずに試合に出ることはありえません。 同じように、ルールを知らずにお金を使うことはありえないのです。
例えばお金の行き先の一つ、貯蓄。貯蓄には色々な方法がありますが、「とにかく何でもいいから」というのはノールールでお金とつきあうこと。「よくわからないから」という理由で、「資産運用に何かいいのはありませんか?」と聞くのは試合で楽に勝つにはどうしたらいいか?と練習もせずに聞いているのと同じです。お金の行き先をきちんと決めず、入ったまま自由に使っていれば、大切な時にお金に困ることにもなりかねません。
お金を使うことは、お金を活用するにもつながります。お金を活用するためにはお金とのつきあい方のルールを知り、守っていくことが必要です。
ラグビーを観戦するためにルール本を買いにいったあなたなら、お金とのつきあい方のルールも知って、守っていますよね?