投資に使う方法は色々ありますが、有名なものは2つです。
今回はiDeCoとNISAについて、共通点と違う点をお伝えしましょう。
共通点1 口座は一つしか作れない
iDeCoとNISAは制度の名前でもありますが、特別な口座の一つでもあります。特別な口座のため、1人一つしか作れません。
口座を開く金融機関は変更できますが、手続が手間ですし、時間もかかります。変更の間に投資の機会を失うこともあるかもしれません。
共通点2 利益に税金がかからない
投資をする過程で利益(もうけ)が出た場合には、20.315%の税金がかかりますが、iDeCoとNISA制度を利用すれば、利益に税金はかかりません。
違う点1 使える時期がちがう
NISAは1月1日現在で18歳以上であれば誰でも使え、ゴールはありません。iDeCoは、20歳になったときから使え、最長で65歳までしか加入できません。
違う点2 現金化できる時期がちがう
NISAは購入した投資商品をいつでも現金化できます。
iDeCoは現金化できるのは60歳からです。
違う点3 購入した金額が節税に使えるか使えないか
iDeCoは、掛金=投資商品を購入した金額が所得控除として所得税・住民税を安くする効果があります
NISAにはそのような効果はありません。
違う点4 使い方に制限があるかないか
NISAは、お金を貯めて投資商品を買うこともできますし、積立で買うこともできます。
iDeCoは基本月1回の積立です。条件がありますが、年1回を選ぶこともできます。
違う点5 購入できる投資商品の選び方がちがう
NISAは、NISAを使って買える投資商品であれば、基本どの金融機関がメインで扱っているものでも可能です。
iDeCoは、口座を開いている金融機関が準備している投資商品から選びます。
制度の違いはありますが、投資は余裕資金でゆったりとするものです。生活費が足りないからと言って、投資に頼るのはやめましょう。

