2024年1月に新NISA制度が始まり、投資を始めた人も多いのではないでしょうか。
投資初心者が投資のベテランと同じようにはできません。少しでもベテランに近づくために、投資初心者が心得ておくことをお伝えしましょう。
投資は余裕資金で
余裕資金とは、お金を4分割したうちの一つです。
お金は、次の4つに分割します。
- 生活に使う
- 生活防衛費
- 5年以内に使う
- 当面使う予定がない
このうち当面使う予定がないお金の一部が余裕資金です。目安としては、7割以下になっても大丈夫なお金です。
もし7割以下になっても生活に他の3つのお金に支障がなくお金、心理的にもダメージを与えない金額を投資に使いましょう。
長期を見据えて投資する
長期とは、10年以上の期間です。
今日買って明日売るのを繰り返すのは投資ではありません。少額から、様子を見つつ10年以上じっくりと続けることが大切です。
分散を心がける
分散は二つあります。購入の分散と購入時期の分散です。
購入の分散とは、購入する投資商品をたくさん買うことではなく、購入する投資商品の投資先の種類を分けることです。
- 日本・外国
- 株式・債券・不動産など
投資先の種類を分けることで、経済状況が大きく変わったときにも、大きなダメージを受けずに投資を続けることができます。ただ、いくつも種類を買うのは大変ですよね。
そんなときのために、色々な種類の投資商品のパッケージ=投資信託があります。
投資商品の金額は決まっていません。買う時期によって必要なお金が決まりますので、高い金額で買ってしまうこともあるかもしれません。また、お金が多く必要です。購入時期を分散すると、少ない金額ですみます。
積立で続ける
少ない金額で続けるには、積立の仕組みを作ってしまいましょう。
積立の仕組みを作ると、少ない金額が自然と貯まっていきます。
例えば、投資信託を100万円で一度に買うのと、1万円を100回に分けて買うのとでは使うお金は同じ100万円です。ただし、ゴールがちがう場合があります。
一度に100万円で買った投資信託(一口1万円で100口買った)なら、もし売るときに一口9,000円に下がっていたら、9,000×100口=90万円のお金しか戻りません。100回(1ヶ月に一度購入で約8年)に分けて買うことで、100回ちがう金額で買うことができ、売るときに150口になっていたとすれば、9,000円×150口=135万円になることもあります。
いずれにしても、投資は余裕資金を使いましょう。結果がどうあれ、あなたの生活に支障がないように。
2024年のお金とのつきあい方のコラムは今回で最後です。お読みいただきありがとうございました。2025年からは月曜日更新となり、2月17日(月)からとなります。