相続がやってくる意外なところとは?
例えば、すでに亡くなっている父の姉が亡くなり、あなたが唯一の相続人だと連絡が来ました。そんな姉、つまりおばさんがいたとは知らず、ポカンとするあなた。ですがこれはありうる話です。
亡くなった方には配偶者も子どもも親もいなかったため、甥姪であるあなたに連絡が来たのです。
相続とは、
- 人が亡くなったときに
- 相続人が亡くなった人の財産を
- 丸ごと引き継ぐ
ことをいいます。
財産とは?
- お金に代わるプラスの財産、例えば普通預金や株、住宅、自動車など
- お金を払うマイナスの財産、例えばローン残高やクレジットカードの未払金など
プラスの財産を引き継ぐのであれば嬉しいと思いますが、マイナスがあると引き継ぐことはちょっと考えませんか?ですが、財産とはプラスもマイナスの両方なのです。
相続人とは?
相続の権利を持っている人です。
相続人には優先順位があります。
- 必ず相続人となる配偶者(夫または妻)。戸籍上の配偶者です。亡くなる前に籍を入れていたかどうかで相続人になるか?がドラマにまでなるのは、必ず相続人になる権利を持っているからです。
- 次に第一順位の子ども。子どもが亡くなっているなどの場合は子どもの子ども。
- 第一順位がいない場合は第二順位の親。
- 第二順位もいない場合は第三順位の兄弟姉妹(甥姪まで)
です。
相続の連絡があったらどうする?
今回の例の場合、あなたに相続の権利がある以上、何もしないと亡くなったおばさんの財産をプラスマイナスすべて受け継ぐことになります。
受け継ぐ選択をするか、受け継がない選択をするか、いずれにしても行動を起こしましょう。連絡が来たのが弁護士などの専門家であれば、まず相談してみましょう。おばさんが遠方に住んでいれば、遺品整理のために赴く交通費なども必要になるかもしれません。
相続を受けるために何か準備しておくことはある?
あなたが相続人となる人がいるかどうかを、親の戸籍を親が産まれたときにさかのぼって取っておくことをおすすめします。
親の戸籍は、親の相続のときにも使えます。面倒な手続かもしれませんが、知っていればお金の準備も心の準備もできます。遠方の場合にはマイナンバーカードを使った申請ができる場合もあります。
相続を受ける準備、しておきませんか?