7月は賞与が払われる会社も多いのではないでしょうか。
賞与の明細書をよーく見てください。給与から引かれているものが引かれていなかったり、引かれているものの金額が給与と計算がちがうっていませんか?
今回は賞与の手取りがどう計算されているかについてお伝えします。
給与から引かれて、賞与から引かれないもの
住民税です。
住民税は1年分を12分割して給与から引きます。賞与からは引かれません。
給与と計算がちがうもの
社会保険料と所得税です。
給与から引く社会保険料は毎年1回の見直しで計算されますが、賞与から引く社会保険料は毎回計算されます。また、給与から引く所得税は毎回給与のみから計算されますが、賞与から引く所得税は前月の給与もからめて計算されます。
それぞれ見てみましょう。
社会保険料
賞与の金額の千円未満を切捨てて、標準賞与額を計算します。
標準賞与額に、社会保険料のそれぞれの率(%)を掛けて計算します。
例えば、賞与が336,980円、全国健康保険協会(協会けんぽ)、40歳未満の場合です。
- 標準賞与額336,000円
- 健康保険料336,000円×10.13%÷2=17,018円
- 子ども・子育て支援金336,000円×0.23%÷2=386円
- 厚生年金保険料336,000×18.3%÷2=30,744円
所得税
- 賞与が払われる前の月の給与の支給金額から社会保険料と雇用保険料の金額を引いて前月の社会保険料等控除後の金額を計算する
- 前月の社会保険料等控除後の金額を賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表に当てはめて賞与に掛ける率を出す
- 賞与の金額に率を掛けて計算する
例えば、賞与が336,980円、率が4.084%の場合、336,980×4.084%=13,762円です。
賞与から引かれている金額が給与とまったく同じになることはほとんど考えられません。
しかも住民税は引かれないわけですから、給与とまったく同じ金額が引かれていれば、計算がちがっている可能性が高いと考えてよいでしょう。
賞与の明細をいま一度確認してみましょう。
今日のポイント
- 賞与から引かれる金額は給与から引かれる金額と計算がちがう
- 賞与からは住民税は引かれない
