【制度のつかいこなし方】2000万円問題は自分で解決できる~年金③~

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“老後2000万円問題”が騒がしかった6月。7月に入ってニュースに上がる日は少なくなりましたが、まだ色んなメディアが色んな報道をしています。

金融審議会市場ワーキンググループが出した『高齢社会における資産形成・管理』という報告書の中の記述が発端です。

(老後の)不足額の総額は単純計算で1,300万円~2,000万円になる。

出典:金融審議会市場ワーキンググループ 『高齢社会における資産形成・管理

※()内は筆者補足

『年金は安心ではなかったのか?』『2000万円貯めろとは無責任』という発言がSNS等で相次ぎました。

この報告書自体は、とても大切なことが書かれています。実際に読んでいただくのが一番いいのですが、趣旨は次の2つです。

  • 人生100年時代と言われています。自分が思ったより長生きしてしまうことを想定して、国からもらう年金と自分で貯めたお金の2つを使って豊かな人生作りをしていきましょう
  • 色んな人が自分でお金を貯めるため、金融機関に対して、一人一人にあったサービスを提供しなさい

問題になるようなことは何も書かれていないですよね?

これが問題と言われるまで発展した理由はこれです。

自分が将来もらえる年金の金額を知らない

老後2,000万円が必要な人はこんな人です。

  • 年金は65歳から20万円もらえます。
  • 毎月25万円で生活をしています。赤字はありません。
  • 65歳まで働いて、95歳まで生きます。

この人は、65歳以降1,800万円貯めておけば95歳まで生活できます。

これは、あなたのことですか?

ちがいますよね。毎月の生活費もちがうでしょうし、そもそも、いつまで生きるかなんて誰にもわかりません。金額は平均、寿命は仮定。 こんな話を信用しますか?

これをすべてあなた自身で置き換えれば、自分ごとになって現実味が出てきます。

  • 私は、将来年金を15万円もらえる予定です。
  • 私は、今月17万円で生活をしています。 赤字はありません。
  • 私は、65歳まで働く予定で、95歳まで生きると仮定したら、自分で720万円を用意しないといけません。

これであなたの老後2000万円問題は解決です。老後720万円問題ですね。

あなたの問題が老後何万円問題なのか?

老後何万円問題なのかを知るためには、あなたがもらえる”老齢年金”について知る必要があります。でないと、1つ目でつまづいてしまいますものね。

老齢年金は65歳からもらえる年金のことです。

ねんきん定期便をもとに予定の金額が計算できますよ。計算方法は次回でお伝えしますね!

今日のポイント

  • あなたの“老後何万円問題”を知ろう!自分の安心は自分にしか作れません。
  • 老齢年金の計算はねんきん定期便から。

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