今手元にあるお金は、
今使うか、将来使うか
のどちらかです。
- 今すべて使ってしまえば、将来使う分が少なくなる
- 今使う分が足りないからと借金すれば、将来使う分はもっと少なくなる
- 将来のためにと準備ばかりすると、今使う分がない
この使い方には正解はありません。今使う分○割、将来使う分○割、とすれば安心ということはないのです。ただ、二択を考えるときのコツはあります。
コツ1 固定費見直しが必ずしも生活費節約にはならない
固定費(携帯代やサブスク、保険料)の見直しは生活費の見直しに効果はありますが、急いで決めてしまって、不自由になってしまってはもったいない。(不自由も楽しめるのであればOKですが)
生活レベルはいったん上げると、下げることは難しいのです。物価が高くなったからと言って、習慣を変えることはとても難しい。生活費を下げる必要があれば、急いでするのではなく、少しずつしていきましょう。今使うお金を減らしたいのであれば、まずは”何にいくら使っているのか”を把握し、”どこをどうしていくか”をじっくり考えていくことが大切です。
コツ2 将来を心配しすぎない
将来が心配で、保険や投資にお金を回している人がいますが、まずは生活費と生活防衛費(生活費の6~12ヶ月分)の確保が重要です。
今の生活が無防備すぎると、急な変化に対応できなくなります。保険は、保険事故が起こらなければ保険金は出ませんが、保険事故でなくてもお金がかかることもあります。まずは今の生活を守ることを最優先にし、余裕があれば将来の準備をしていきましょう。
会社員であれば、健康保険や厚生年金を払っていることで、会社を休んだときや将来の年金については、フリーランスよりも社会保障は充実しています。過剰な心配はせず、今も将来もないがしろにせず、お金を使っていきましょう。