4月は新しい会社に入社する人もいるでしょう。新しい環境、仕事に慣れることはもちろんですが、あなたの生活に直結することもチェックを忘れないようにしましょう。給与明細チェックと新会社のルールです。
今回は、給与明細のチェックポイントをお伝えします。
給与は労働条件通知書の通りですか?
入社前に労働条件通知書を確認したのではないでしょうか。労働条件通知書は、会社があなたに対し働き方や給与を入社前に示して確認するものです。口頭ではなく、必ず書面(メール添付など書面にできる形でもOK)です。
その後、労働契約書を入社時に交わすこともあるかもしれません。
会社に雇われて働くとは、会社とあなたの間で契約を結ぶことです。
あなたは契約の条件できちんと働き、給与をもらいます。働き方が変わっていないのに、給与が変わることはありえません。労働条件通知書で示された給与の通りか、基本給や手当すべてを確認しましょう。
社会保険料や住民税は?
きちんと引かれているか?引かれていないか?
- 社会保険料は、月ベースで加入します。
加入した月の社会保険料は、原則翌月の給与から引かれます。4月に入社した場合は、5月に払われるお給料から引かれることが多いですので、念のため確認しましょう。(会社によって給与計算方法がちがうこともあります)また、3月31日に前職を退職、4月に新会社に入社した場合は、3月分までは前職、4月分までは新会社で抜けはありませんが、3月30日以前に前職を退職した場合は、3月分は社会保険料は払っていないことになります。国民年金保険料などのの請求が来る可能性がありますので注意しましょう。
- 住民税は、あなたの支払状況で変わります。
住民税は、5月分まで支払い済なら、6月から新会社のお給料から引かれます。4月分と5月分がまだ支払っていないなら、会社が手続をして、4月のお給料から引くこともできるかもしれません。ただ、手続のタイミングがありますから、4月、もしくは5月のお給料から引くのに間に合うかどうかは、早めに担当者に確認しておきましょう。
今日のポイント
- 給与は労働条件通知書通りか?
- 給与から引かれている社会保険料と住民税をチェック