11月の制度の使いこなし方では、年末調整の準備をお伝えしました。第1回 第2回 第3回 第4回
12月の制度の使いこなし方は、年末調整の効果についてです。
あなたがどんなものを会社に提出したか?そこに何を書いたか?で効果は変わります。1回目は、効果の一つ目、人的控除でした。2回目の今回は効果の二つ目、人的控除に加えて受けられる物的控除です。
物的控除とは?
税金を安くする効果のうち、モノに関する控除です。
主にあなたが保険料控除申告書で会社に伝えた内容です。
生命保険料控除
最大で12万円が控除です。保険料控除申告書で控除金額も計算できます。あなたはいくらでしたか?
地震保険料控除・旧長期損害保険料控除
合わせて最大5万円が控除です。保険料控除申告書で控除金額も計算できます。あなたはいくらでしたか?
社会保険料控除
- 保険料控除申告書で会社に伝えた内容
- あなたがお給料や賞与から引かれた社会保険料(健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料・雇用保険料)
- 今年中途入社された方で、前職の源泉徴収票を提出された場合は、源泉徴収票の社会保険料の金額もプラスしましょう。
あなたはいくらでしたか?
小規模企業共済等掛金控除
保険料控除申告書で会社に伝えた内容が控除金額です。iDeCoに加入して掛金を払っている人は対象です。
あなたの物的控除は合計でいくらでしたか?
次回は、年末調整の効果がどこに反映されるのか?をお伝えいたします。
(2023.12.11のコラムを一部加筆修正して再掲)
今日のポイント
- 物的控除は、人的控除にプラスして受けられる
- 保険料控除申告書で会社に伝えた内容が反映される