【お金とのつきあい方】資産運用②~資産運用のルールを決める、その前に~

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資産運用のポイントは次の3つ、と以前のコラムでお伝えしました。

  • 資産運用する目的をはっきりさせる
  • 運用期間、目標利回りや投資のルールを決める
  • NISAやつみたてNISA、確定拠出年金などの制度を活用する

資産運用する目的がはっきりしたら次のステップ、運用期間、目標利回りや投資のルールを決める、へ進みます。

初めて資格取得の勉強をするときにおきかえてみます。

  • 運用期間→資格取得の勉強をいつやめる?
  • 目標利回り→資格取得の勉強にトータルでいくらかける?
  • 投資のルール→資格取得の勉強方法は?

この中で、一番大切なのは、いつやめる?です。

ん?勉強方法から決めるんじゃないの?と思われたかもしれませんね。

もちろんそれも大切です。でも、それより大切なものは、いつまで勉強するのか?です。

もちろん資格取得するまで!そう、もちろんそれは大切なモチベーションです。でもねえ・・・勉強をしている間は、お金は出ていくばかりでしょう?

学校へ行って勉強する、かけるお金は100万円、と先に決めてしまったら、もし受けたい授業があったらどうします?欲しいテキスト本があったら?あきらめます?いや、やっぱり必要だから授業は受ける!テキストは買う!

なしくずしにかけるお金が多くなってしまうかもしれませんね。仕事がいそがしくて学校へ行けなくなり、勉強方法を考えたら、思ったより勉強が進まない、ということもあります。

資格取得の勉強をいつやめる?いつまで続ける?を先に決めましょう。

さて、これを資産運用におきかえてみましょうか。

資産運用とは、あなたの今持っているお金を将来に向かって動かし、そして将来にそのお金を受け取るものです。その将来とは、いつですか?

資格取得のいつやめる?が、資産運用のいつまで運用する?です。ずっと資産運用を続けていくわけじゃありませんよね?いずれ使うつもりで資産運用をしていくんですよね?

資産運用の目的は様々ですが、私のご相談で一番多い資産運用の目的は“老後資金”です。老後資金として考えてみましょう。

「容子先生、資産運用の目的、考えてきました」

「おっ、考えてきましたか!ではあなたの資産運用の目的はずばり?」

老後資金です」

「老後資金ですね。では質問です。老後資金とは何ですか?」

「えっ?えっと、老後に使うためのお金です」

「老後とは?いつ?」

「えーと・・・・うちの会社は60歳でいったん定年になりますから、60歳から使うお金です」

「60歳からですね。60歳からいつまで?」

「いつまで?ええー、一生・・・」

「一生とはいつまででしょう?」

「容子先生、そんなのわかんないですよー、無理言わないでください」

「ふふ、じゃあ、人生100年時代だから100歳までにしますか?」

「じゃ、じゃあ、100歳まで」

「60歳から100歳まで40年間に使うお金のために資産運用する、と、目標が定まりましたね」

「はい、なんだかとっても長い期間ですね」

「40年間のお金のためですね、では次は・・・」

いつまで資産運用するか、でしたっけ」

「さすが、そうですね!いつまで運用し続けますか?例えば60歳まで運用するとか?」

「60歳まで、そうですね、収入が60歳までになりますからそうします」

「今から60歳までなら何年になりますか・・・・と、25年ですね」

「今35歳だから、25年ですね」

「では、次のステップです。

  • 60歳から100歳までの40年間に必要な金額は40年間のトータルでいくらか
  • 今から25年で資産運用するのなら、今、資産運用に使えるお金はいくらか?(毎月ベース、毎年ベースどちらでもOKです)

この2つの金額を出してみましょう」

「はい・・・あの、容子先生」

「はい?何でしょう?」

「それは何のために?」

「もちろん、“目標の運用利回りを見込んで資産運用の方法を考えるため”ですよ」

「えっ?容子先生、資産運用の方法から考えるんじゃないんですね?」

「はい、資産運用の方法からではなく、必要なお金を受け取るために今、必要なお金はいくらか?これをまず考えましょう」

「両方とも、持ち帰って計算してきてもいいですか?」

「もちろん、次楽しみにしてますね」

「はーい、容子先生、がんばりまーす」

「すごい棒読み・・・」

  • 何のための運用
  • 必要なお金はいくらか

今まであまり考えたことがないことですよね?うーん、面倒だなあ、そう思われたかもしれませんね。でもこの面倒なことを乗り越えると、後がとてもラクなんですよ。ここを手抜きしてしまうと、“ダイビングに来たのに、荷物開けたらスキー板入ってた”なんてことになってしまうかも。

一番効率的な資産運用は?一番増える資産運用は?と考えてしまいがちですが、

何のために、いつまで運用するのか?

これをまず考えてから資産運用の方法を考えていきましょう。

次回は、運用利回りと投資のルールをお伝えしますね。

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