「貯蓄はしています、そろそろ資産運用をした方がいいですか?」
そういったご相談を受けることがあります。
貯蓄と資産運用とは、どうちがうんでしょうか?
資産運用とは、あなたのお金を将来に向けて動かす方法のひとつです。
貯蓄もお金を将来に向けて動かす方法のひとつですが、さらに一歩踏み出してより大きくお金を動かすことが、資産運用です。
一般的には、資産運用のポイントは次の3つです。
- 資産運用する目的をはっきりさせる
- 運用期間、目標利回りや投資のルールを決める
- NISAやつみたてNISA、確定拠出年金などの制度を活用する
以前のコラムで、貯蓄するときには何のためにするのか、いつまでに貯めるか、を決めましょうとお伝えしました。
資産運用も同じです。まず目的をはっきりさせましょう。そもそも資産運用は、貯蓄と同じ、お金を将来に向けて動かすことなのです。
例えば、初めて資格取得の勉強をするとき。その資格を何のためにとるのか?ということが目的です。自分のキャリアアップに使いたいのか、興味があるから勉強してついでに資格もとってみようと思っているのか、それとも資格取得をすれば会社から手当がもらえるから、でしょうか?
目的によって、自分のやる気もちがいますよね。キャリアアップに使いたいなら、いつまでに?という時間制限を自分に課すでしょう。興味があるなら勉強するときも楽しいでしょうね。手当がもらえるなら、やる気はちょっと少ないけれどもお金のためにがんばれますね。
資産運用も同じです。目的は何でしょうか?何に使うお金でしょうか?
旅行?マンションを買う?それとも自分の老後資金?
まず目的を決めることが、資産運用の第一歩。
なんとなく資産運用をしてみたいなあ、と考えているのなら、ここでストップ。そもそも資産運用をする必要があるのでしょうか?貯蓄で十分かもしれませんよね。
資格取得の目的、ではなく、資産運用の目的ですね、目的がはっきりしたら、次のステップへ。
ステップ2:運用期間、目標利回りや投資のルールを決める
資格取得に置き換えれば、
- いつまでに取得する?
- いくらお金をかける?
- そして資格取得できなかったら、いつやめる ?
それは次回で!