2025年の制度の使いこなし方は、毎月第2月曜日と第4月曜日の8時更新です。
1月は、会社員の確定申告についてお伝えします。
確定申告とは、所得税の精算手続ですので、会社員は同じことを年末調整ですでにしています。本来なら確定申告は必要ないのですが、確定申告が必要なときや、確定申告をしたら税金が戻る可能性があるときがあります。確定申告が必要な人は、下記のURLで確認して、確定申告を行ってください。
投資で利益が出ていて、投資用の口座が一般口座か特定口座(源泉徴収なし)の人
利益には税金がかかりますが、必要な税金を払えていないため、確定申告をして税金を払う必要があります。そのための手続が確定申告です。
確定申告をしたら税金が戻って来る可能性があるときをお伝えします。前回のコラムはこちら。
投資用の口座が特定口座(源泉徴収あり)の人で、投資で利益が出ている人
利益から税金がすでに引かれて入金されているため、お給料と投資の利益をプラスしてあらためて税金を計算して税金を精算すると、税金が戻ることがあります。
投資用の口座が特定口座(源泉徴収あり)の人で、投資で損が出ている人
確定申告でお給料と投資の損をプラスマイナスして(損益通算といいます)あらためて税金を計算して税金を精算すると、税金が戻ることがあります。
もし、株式を売って損が出た場合には、株式関係の損(マイナス)と配当(プラス)を単独でプラスマイナスしてあらためて税金を計算すると、税金が戻ることがあります。
確定申告をするときには、特定口座であれば金融機関から取引報告書が来ますので、源泉徴収票と合わせて準備しておきましょう。
NISA口座だけを使っている場合は、確定申告は関係ありません。
今日のポイント
- 投資で利益が出た場合は、使っている口座で確定申告が必要な場合がある
- 確定申告をして税金が戻る場合には、確定申告をするかしないかを選ぶ