4月は新年度でもありますが、制度改正の月でもあります。
今回は、会社員のあなたにすぐに影響することをお伝えしましょう。
iDeCoの掛金アップ
会社員がiDeCoを使える金額がアップしました。
今までは月55,000円でしたが、月62,000円。今まで月55,000円だった掛金を5月から62,000円にアップすると、年間660,000円が716,000円に、56,000円多く将来に備えられます。
iDeCoの掛金は、所得税・住民税を少なくする効果もありますので、もしあなたの所得税率が10%なら、住民税合わせて約11,000円税金を少なくする可能性が出てきます。今の税金を少なくしつつ、将来に備えることもできますね。
会社に企業型確定拠出年金や確定給付企業年金がある場合の掛金もアップです。月55,000円から62,000円アップで、マッチング拠出したい人は上限がなくなりました。会社の制度を利用するという手もあります。
失業手当が早くもらえるようになるかも
現在、転職活動のために受け取る失業手当は、自己都合で退職した場合は、待期7日後2ヶ月(5年間に3回以上なら3回目以降は3ヶ月)待つ必要がありましたが、4月からは退職前1年以内に教育訓練等を受けているのであれば、7日後から失業手当を受けることができます。
退職後に教育訓練等を受ける場合は教育訓練等の受講日からです。
教育訓練給付金の対象となる講座が対象ですので、転職を考えている場合は、講座を受ける学校に確認してみてください。もちろん、退職前には会社のルールに従って退職手続を。
今日のポイント
- iDeCoの掛金アップで将来準備を手厚く
- 転職を考えている場合は教育訓練受講で失業手当が早くもらえる可能性も