自分が将来使うお金を準備するには、会社の制度を使うことも一つの方法です。会社に制度があるときとないときを比較して、いくつか方法をお伝えしましょう。
方法1 一般財形貯蓄と定期預金か積立預金
- 一般財形貯蓄とは、会社員がお給料引き落としで積立預金をすることです。会社に財形貯蓄制度があればできます。一般財形貯蓄は目的にかかわらずできます。会社でまとめて積立をするため、定期預金に比べて利息は多めが特徴です。
会社になければ定期預金、積立預金ということになるでしょう。
方法2 財形年金貯蓄とiDeCo
- 財形年金貯蓄とは、会社員がお給料引き落としで60歳以上のために積立預金をすることです。55歳未満で5年以上積み立てることが必要です。
会社になければ、定期預金や積立預金、払う税金を安くする効果もあるiDeCoもよいでしょう。
方法3 会社契約の生命保険と民間の生命保険
- 会社を通じて生命保険を契約できるのであれば、同じ保障でも保険料が安くなることがあります。
会社になければ、民間の生命保険を必要なときに必要な保障で加入しましょう。
方法4 企業型確定拠出年金とiDeCo
- 企業型確定拠出年金は、会社が社員の企業型確定拠出年金口座を作り、会社が口座に積み立てる制度です。積み立てた金額は、社員が運用し、結果を60歳以降社員が受け取ります。
会社になければ、iDeCoを使いましょう。
企業型確定拠出年金の制度がある会社を退職した場合、積み立てた金額はiDeCoの口座に移して積み立てを続けられます。iDeCoの口座があると手続きがスムーズです。
今日のポイント
- 会社にある制度を上手に利用する
- 合わせて自分でも準備する