会社の年末調整の担当者が準備することをお伝えします。準備はすすんでいますか?
年末調整の対象者を確認しましょう
まずこの人たちをピックアップしましょう。
- 2024年の年末調整で令和7年分扶養控除申告書を提出し、2025年12月の給与支払いまで勤務している人
- 2025年1月以降に中途入社して令和7年分扶養控除申告書を提出し、2025年12月の給与支払いまで勤務している人
この中で、こんな人がいれば対象者から除きましょう。
- 2025年1月から12月の1年間に払う給与・賞与の合計額が2,000万円を超える人
- 給与・賞与の所得税の猶予や還付を受けた人
ただし、ピックアップしなかった人、対象者から除いた人についても、何もしなくてよいわけではありません。年末調整の手続はしなくても、源泉徴収票を発行したり、年末調整後の手続で必要になります。
例えば、1月から12月までの間に退職した人は、源泉徴収票はすでに発行していると思いますが、年末調整後の手続で必要です。
次回は、12月給与で社会保険料の計算が変わる人を確認などをお伝えします。
(2024.11.1のコラムを一部変更して再掲)