4月は社員の入社、社内異動、昇給など、会社内でも変わることが多かったことでしょう。色々な手続もようやく一段落したのではないでしょうか。今年は色々と制度が変わります。
バックオフィスに影響するものをピックアップしました。
給与計算の控除は変わっている
社会保険料(全国健康保険協会の場合)は、健康保険料と介護保険料の率が3月分から変わっています。
雇用保険料率も変わっています。3月より少し下がっていますので、こちらも確認しておきましょう。
4月に払うお給料から健康保険料と介護保険料、雇用保険料が変わるということです。きちんと変えられていますか?
失業手当がもらえる日が早まる
退職する人への手続説明は変更できていますか?
今までは自己都合で退職した人は2ヶ月(5年間のうちに3回目以降なら3ヶ月)ですが、4月からは2ヶ月が1ヶ月、しかも教育訓練等を受ける場合は2ヶ月すらなくなります。
退職した人への説明だからと前のままにしておくのではなく、最新の情報を記載しておきましょう。
10月から教育訓練で休んだときの給付金が始まる
5年以上雇用保険に加入している人などが対象は限られますが、対象の教育訓練を受けるために会社を休んでいる人にお給料代わりにお金が出るようになります。
会社を休んでいるので給与はありませんが、手続は会社を通じてすることになりますので、情報を取るようにしておきましょう。
12月に基礎控除が変わる
基礎控除は4月に48万円から58万円となっていますが、12月にはさらに細かくなる予定です。(2年間のみ)
年末調整のときに社員に提出してもらう内容が昨年と変わり、説明の必要があるのです。年末調整の時期が近づいたらあらためてお伝えします。
2025年は、制度が色々と変わる年です。このコラムでもなるべく早めに発信していきます。