年末調整を受ける側は、源泉徴収票という年末調整の結果をもらい、所得税の精算が終わればその年は終了になりますが、担当者はそうはいきません。
続いてまだがんばりましょう。締切は来年1月末ですが、準備はしていきましょう。
税務署へ提出するもの
法定調書です。年末調整の説明書類と一緒に税務署から届いていますので、別にしておいて忘れずに提出しましょう。
法定調書につける書類も準備しましょう。
- 提出対象者の源泉徴収票(右下に税務署提出用と書いてあるもの)
- 退職金を払った場合は退職所得の源泉徴収票
- 税理士などへの報酬を払った場合は支払調書
- 事務所などを借りていて、賃貸料を払った場合は支払調書
などです。必要なものは、法定調書の説明が書いてある資料で確認しましょう。
市区町村へ提出するもの
給与支払報告書です。
来年6月~再来年5月にかけて給与・賞与から控除する住民税の計算のための書類です。
すべての社員が同じ市区町村に住んでいればよいですが、住んでいるところがバラバラであれば、それぞれの市区町村へ提出する準備をしましょう。
大阪市の例です。各市区町村から来ている説明資料で確認しましょう。
マイナンバーが記載されていますので、郵送の場合は普通便はNGです。
2枚一組で、総括表というまとめの表も必要です。年の途中で退職した人の分も忘れずに提出しましょう。
2024年のようこせんせいのひとりごとは今回で最後です。読んでいただきありがとうございました。2025年も、担当者へのバックアップコラムを発信していきます。よろしくお願いいたします。
(2023.12.15のコラムを一部加筆修正して再掲)