年末調整の季節が近づいてきました。そろそろ準備を始めましょう。
10月に準備しておくのは次の2つです。
スケジュールをたてる
年末調整を完成させる日から逆算して、スケジュールをたてましょう。
毎年カレンダーは変わります。給与日が一日ずれると、スタートの日もずれます。
例えば、12月25日の給与で年末調整を行う場合のスケジュールを逆算してたててみましょう。給与締日は12月10日(火)とします。
- 12月25日(水)給与支給
- 12月23日(月)バンキングシステムにデータ送信完了
- 12月18日(木)データチェック完了
- 12月17日(火)書類再提出による訂正最終日
- 12月13日(金)年末調整データ入力完了
- 11月21日(木)~12月9日(月)年末調整書類チェック
- 11月19日(火)年末調整書類提出締切
- 11月5日(火)年末調整書類配布
10月31日までには必要書類などをチェックしておく、というスケジュールがたてられます。
ほら、そろそろ準備しておかないといけないですよね。
変更点をチェックする
- 定額減税(今年のみ)
- 扶養控除等申告書等の提出書類、源泉徴収簿の様式変更
- 国外居住親族への送金に電子決済手段追加
- 住宅ローン控除の適用に係る年末調整手続きの簡略化
6月に会社にいた人は、対象であれば月々のお給料や賞与から定額減税をしています。6月以降に入社した人は、前社で定額減税をしているか、まだ定額減税をしていないかのどちらかです。
定額減税の対象者12月に年末調整をするまでに会社で行った定額減税の金額を対象者リストでチェックしておきましょう。月々のお給料や賞与からの定額減税についてはこちらのコラムに書いています。
提出書類は様式をチェックしておきましょう。今年の年末調整で提出する令和7年分扶養控除等申告書からは、昨年とまったく同じ内容であれば、氏名等と異動なしの記載のみでOKです。
年末調整のしかたについての冊子はそろそろ届くと思います。じっくり読み込んで、年末調整についてあらためて確認しておきましょう。